興信所・探偵事務所の借金調査は違法?借金調査の正しい知識を解説!

家族や結婚相手の借金が気になる時、探偵事務所に調査を依頼するのは1つの方法です。
しかし、探偵事務所の借金調査は出来る事と出来ない事があるため、違法な借金調査を避けるためにも正しい知識を身に付けておくことが大切です。

今回は、興信所や探偵事務所の借金調査について詳しくご紹介します!

興信所・探偵事務所は具体的な借金調査ができない!

探偵事務所は何でも調査してくれるイメージがありますが、あくまでも合法の範囲における調査しかできません。

借金調査の場合、対象者がいくらの借金を抱えているのか具体的な金額までは調査することができないため、これは事前に知っておきたい知識です。
なぜ、探偵事務所は詳しい借金調査が出来ないのかを見ていきましょう。

金融機関がお客様の借金額を第三者に教えることはない

銀行や消費者金融などの金融機関は、第三者に対してお客様の情報を教えることは絶対にありません。
一体、いくらの借金があるのか?探偵事務所が具体的な金額を調査できないのは主にこれが理由です。

もし、詳しい借金額を入手できる場合、探偵事務所が金融機関から顧客情報を買収している可能性があります。
もちろん、そのような行為は違法です。

本人が借金額を教えてくれる可能性は低い

金融機関が借金額を教えてくれないとなれば、あとは借金をしている本人に聞くしかありません。
ただし、どのような方法で調査をするとしても、本人が見ず知らずの他人に借金額を教える可能性は極めて低いです。

信用機関で情報開示できるのは本人あるいは代理人のみ

信用機関とは、キャッシングや住宅ローンといった債務に関する情報を取り扱う機関です。
一般的には新たな債務契約を行う場合に自分の信用情報を調べる目的で利用するケースが多いです。

例えば、返済遅延の情報が記録されている場合、新たな契約では審査に通る可能性が低いため、その情報が消えるまで期間を空けてから申し込みを行うほうが審査に通りやすいという判断を行う際などに役立ちます。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社CIC
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

信用期間は主に3つありますが、いずれも信用情報の開示請求は本人のみとなっています。
探偵事務所が他人の信用情報を信用機関で調べることはできません。

信用情報の開示請求はプライバシーや個人情報保護の観点から、ご本人以外の方からのお申込みは受け付けておりません。

引用元:指定信用情報機関のCIC

他人の借金明細を勝手に見るのは違法

借金額は明細から調べることも可能ですが、他人の借金明細を無断で見るのは違法です。
郵便物を無許可で見るのは信書開封罪に抵触します。

また、他人のWeb明細を見るためには登録しているメールアドレスのログイン情報が必要であり、IDやパスワードを盗んでログインするのは不正アクセス禁止法に反する行為です。

つまり、探偵事務所が明細から借金額を調べるためには本人の協力が必要となってきます。

興信所・探偵事務所は借金の有無なら調査できる!

興信所・探偵事務所は借金の有無なら調査できる!
探偵事務所は具体的な借金額を調べることはできませんが、借金の有無なら調査可能です。
借金があるかどうかを調べる方法をご紹介します。

尾行で消費者金融に出入りしている現場を目撃する

調査対象の人物を尾行すると、消費者金融に出入りしている現場を目撃できる可能性があります。
銀行や信用金庫といった金融機関の場合は借金の有無を判断できませんが、消費者金融はお金を貸すのがメインサービスです。

消費者金融の店舗やATMに出入りしている現場を抑えることができれば、借金をしている可能性が高いと判断できます。

行動調査等で浪費癖があるかどうかを調べることも可能

尾行や張り込みで私生活の様子を調査すると、どのような事に浪費しているのかを調べることができます。

収入に見合わない頻度でブランド品を購入していたり、パチンコ店に出入りしているならギャンブルのために借金している可能性も高いです。

自己破産は官報で調べられる

多額の借金を持っている場合、返済不能な状況に陥ると最終的には自己破産という手があります。
自己破産をすると氏名や住所などの情報が官報に掲載されるので、簡単に借金情報を調べられます。

また、破産後に支払義務が生じる保証人についても、破産をした人物の人間関係からある程度は絞り込むこともできます。
一般的に保証人は信頼関係を築いた人物でなければ了承してくれないため、家族や親友などが保証人になるケースが多いです。

興信所・探偵事務所の借金調査は違法性に注意しながら検討しよう!

興信所・探偵事務所の借金調査は違法性に注意
探偵事務所の借金調査は合法で出来る事が限られています。
借金額まで詳しく調べられるといった売り文句の探偵事務所は違法の可能性も否定できないため、注意をしながら検討してください。

大手探偵事務所の場合、借金調査は素行調査や結婚調査といった他の調査項目で対応しているところも多いです。
借金調査に関連する主な5つの調査項目をご紹介します。

素行調査

素行調査は行動や身辺などについて調査する項目です。
主に尾行や張り込みで行動を調べる調査を行うので、借金の有無を調べる際にも有効な調査項目です。

行動調査

調査対象の人物がどのような行動を行っているのかを調べられるのが行動調査です。
意味合い的には素行調査とほぼ同じで、張り込みや尾行などで行動を調べる調査です。

行動を調べてくれる調査ですから、消費者金融への出入りを調べたい時に役立ちます。

身辺調査

身辺調査は経歴や職歴などの身辺について調査してくれる項目です。
探偵事務所によっては素行調査や行動調査と合わせて身辺調査としているところもあり、張り込みや尾行によって行動の確証を掴みながらも情報を揃えてくれます。

また、逆に金融機関が債務者の職業などを調査してもらい、返済能力を判断する際に利用することもあります。

結婚調査

結婚調査は結婚相手の経歴や職歴などを調べてくれる調査です。
調査内容は身辺調査と同じなので、結婚相手に借金があるかどうかを調べたい時は結婚調査で相談するのもいいでしょう。

資産調査

資産調査は預金や土地などあらゆる資産を調べてくれる調査です。
他人の資産を調査する場合、職業から年収を推測したり、所持している物件の価値を調べるといった方法から資産調査をしてくれます。

資産と借金の両方を知りたい時に便利です。

借金調査は結果が出ない可能性も高い!自分で調査するのも1つの手段

借金調査は結果が出ない可能性も高い!自分で調査するのも1つの手段
借金調査は希望する結果が出ない可能性もあるので、まずは自分の出来る範囲で調べてみるのも賢い方法です。

特に調査したい人物と同居している場合は、探偵に頼むよりも自分で調査するほうが結果を得やすいケースもあります。

借金について真剣に話し合う場を設けて本人に直接聞いてみる

借金調査は本人に直接聞いてみるとあっさりと答えを教えてくれることがあります。

借金についての話し合いの場を設けづらいことから探偵事務所への依頼を検討する方も少なくないと思いますが、1度は真剣な話し合いを試してみてください。

夫婦関係の場合だと、借金が原因で離婚に発展するケースもあります。
本当に借金問題は人間関係が崩壊するほどに重要な事柄ですから、真面目に話し合おうと呼びかけることで応じてくれる可能性は高いです。

同居しているなら金融機関からの郵便物で推測できる

同居している場合は郵便物が同じ住所に届くため、金融機関からどのような郵便物が届いたのかで借金を推測できることがあります。

金融機関によっては開封型のハガキでキャッシングの利用明細が届くこともあり、中身を見なくてもお金を借りたことが分かるケースもあります。

Web明細を設定していても金融機関の判断で明細を郵送するケースがある

今は金融機関の明細はWeb明細が主流であり、借金明細も同様です。
Web明細は登録しているメールアドレスに送付されるので、契約者のIDやパスワードがなければ閲覧できません。

ただし、借入状況によってはWeb明細を設定していても、金融機関の判断で明細が郵送されるケースがあります。

あくまでも個人的な経験に基づいた情報ですが、短期間で高額を借入して翌月に一括返済するのを何度も繰り返した場合にこのような対応になったことがあるため、1つの参考として覚えておくと便利です。

まとめ

探偵事務所の借金調査の費用は、具体的な相場が特にありません。
事務所によって異なりますが、2万〜10万程度が目安になると思います。

しかし、探偵事務所の費用は依頼内容によって調査員の人数や調査期間などが異なるため、正確な費用を知るためには見積りを取る必要があります。
家族や結婚相手などの借金調査を探偵事務所に依頼したい時、まずは無料相談から始めてみてください。