旦那の浮気の証拠がつかめない場合の対処法！慰謝料請求で有効な証拠を解説！

帰りが遅い日が多かったり、スマホを見ている時間が長いなど、旦那の浮気を疑うきっかけは色々とあります。

しかし、浮気を問い詰めるには決定的な証拠がほしいところです。
高確率で浮気をしていることが分かっていても、なかなか旦那の浮気の証拠をつかめない。

今回は、そのような方に向けて、旦那の浮気の証拠をつかむ方法をご紹介します！

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なぜ浮気の証拠は必要？旦那の浮気の証拠を入手するメリット

浮気の証拠がない状態で旦那を問い詰めると、浮気をしていなかった場合に不快な思いをさせてしまいます。

また、浮気をしていて、しらを切られた場合、警戒心から浮気の証拠をつかみにくくなるため、基本的には決定的な証拠を手に入れてから旦那を問い詰めることをおすすめします。

浮気の証拠をつかむことには、法的な観点にもメリットがあります。
まずは、浮気の証拠を手に入れることでどのようなメリットを得られるのかをご紹介しましょう。

旦那の浮気を理由に離婚できる

浮気は法律で不貞行為と呼ばれ、民法の第770条で離婚事由の1つとして認められています。

一般的に離婚は夫婦の話し合いで決めることが多いですが、合意できなかった場合は裁判で離婚を決める流れとなります。
その時に重要なのが「離婚事由(りこんじゆう)」です。

裁判で不貞行為による離婚を認めてもらうには、浮気を証明する必要があります。
旦那が浮気をしていないと言った場合、旦那と嫁のどちらの主張が正しいのか判断できないからです。

しかし、証拠があれば旦那の浮気を証明できるため、民法第770条の1に該当することから離婚が認められます。

旦那の離婚請求が認められなくなる

法律では、夫婦関係が破綻する原因を作った配偶者を有責配偶者と呼びます。
原則として、有責配偶者からの離婚請求は認められません。

例えば、旦那が浮気相手と結婚するためにあなたに対して離婚を請求したとします。
その時、旦那の不貞行為を立証できれば旦那は有責配偶者となるため、離婚請求は認められず、婚姻関係を続けることができます。

旦那の浮気に対して慰謝料を請求できる

既婚者の浮気は慰謝料請求が可能です。
本来、平和な夫婦生活を送ることができれば様々な利益を築けるはずであり、浮気はその利益を侵害する行為にあたり、その侵害行為に対して賠償請求するのが慰謝料です。

慰謝料請求も離婚と同じように話し合いで解決することができますが、合意できなければ裁判で決着をつける流れとなります。
その際に旦那の浮気を証明する必要があるため、裁判を想定すると慰謝料請求は浮気の証拠が必須です。

旦那の浮気を証明するためにどのような証拠が必要？

旦那の証拠をつかめないことに悩んでいる時、そもそもどのような証拠を手に入れればいいのかも気になりますよね。
一言に浮気の証拠といっても様々な内容があるわけですが、裁判では肉体関係が推認できる証拠が認められやすいです。

認められやすい浮気の証拠

証拠能力が認められやすい内容は、下表のように肉体関係を推認できる証拠です。
特に証拠能力が高いのはラブホテルを出入りする写真や動画です。

探偵事務所の浮気調査は尾行や張り込みから不倫相手と一緒にホテルを出入りする現場を確認して、時系列から写真付きで報告書を作成してくれます。
様々な証拠がある中でも、探偵事務所の調査報告書は浮気の証拠としてかなり強いです。

認められにくい浮気の証拠

下表の証拠は裁判で否定されやすいです。
いずれの証拠も肉体関係を推認するには内容が弱いからです。

根本的に浮気の証拠は相手の不倫を立証するために必要なので、慰謝料や離婚を示談で解決する場合は相手が浮気を認めてくれさえすれば解決できる事柄でもあります。

自分で浮気調査をする場合は決定的な証拠をつかむのが難しいですが、いくつかの証拠を合わせれば相手に浮気を認めさせやすくなることは覚えておきたい知識です。

旦那の浮気の証拠をつかめない！自分で浮気調査はできる？

旦那の浮気の証拠をつかめない方は、これからご紹介する浮気調査の方法を試してみてください。
あっさりと浮気の証拠が見つかることもあります。

旦那のスマホをチェックする

スマホは浮気の証拠が見つかる可能性が高いです。
特にLINEなどのSNSやメールは浮気相手と連絡を取るために使われることが多いですし、通話履歴も浮気相手を特定するのに役立つ情報です。

ただし、難点が1つあります。
浮気がバレるのを警戒して旦那がスマホにロックをかけているケースがあることです。
この場合、スマホを調べるためにはまずスマホのパスコードを解除しなければなりません。

以下の記事でパスコードを見破る方法をご紹介しているので、併せて参考にしてみてください。

車内を調べてみる

車内も浮気の証拠が見つかる可能性の高い場所です。
ドライブレコーダーを設置しているなら、記録されている映像を確認しましょう。

車内の映像に浮気相手が映っているかもしれませんし、録音された会話から浮気が判明することもあります。

また、決定的な証拠にはなりませんが、カーナビの履歴もチェックしてみてください。
走行ルートを辿るとラブホテルに行ったことが分かることもあります。

ラブホテルの利用履歴を探す

肉体関係を推認する証拠として、ラブホテルで決済したクレジットカードの明細や領収書・レシートは効果的です。
基本的にラブホテルは男女が性行為をするために行く場所ですから、旦那がひとりでラブホテルに行くのは不自然です。

クレジットカードの明細を郵送にしていない場合、Web明細を確認する必要があるので、家計簿を付けるなど適当な理由を付けて見せてもらいましょう。

店内で発行される領収書やレシートは上着のポケットや財布、帰宅した時にこっそりとゴミ箱に捨てている可能性もあります。

尾行や張り込みで浮気の現場を撮影する

探偵と同じように尾行や張り込みを行えば、旦那が浮気をしている現場を撮影できる可能性があります。
非常に効果的な調査方法ですが、顔を知られているだけに調査が失敗しやすいです。

また、仕事をしていると常に旦那を見張ることができないため、時間に余裕がなければできません。
成功すれば決定的な証拠をつかめますが、実行するのが難しい調査方法です。

GPSレンタルサービスを使う

尾行や張り込みの浮気調査でGPSはかなり便利です。
GPSを使えば旦那の位置情報をリアルタイムにスマホで監視できるので、ラブホテルに行く可能性が高い行動を取っている時に現場へ急行するという調査方法が可能となります。

また、GPSで特定した場所がラブホテルだった場合、その画面をスクショしておくだけでも旦那に浮気を認めさせるには効果的です。

GPSは購入すると高いため、レンタルサービスがおすすめです。
今は様々なGPSのレンタルサービスがありますが、イチロクは高性能GPSをリーズナブルな料金でレンタル可能。

しかも、レンタルと返却は郵送で完結できるので、お手軽に利用できるのも魅力です。

確実に証拠を押さえたいなら探偵事務所に依頼するのがおすすめ

自分で調査をしても旦那の浮気の証拠をつかめないなら、探偵に頼ることも検討しましょう。
探偵事務所は調査専門の会社です。

裁判でも有効な浮気の証拠をしっかりとつかんでくれて、法的措置に向けて弁護士の紹介にも対応してくれます。
自分で調査をすることに比べてどのようなメリットがあるのか？探偵事務所に浮気調査を依頼する5つのメリットをご紹介します。

また、安全かつ信頼性の高いおすすめの探偵事務所・興信所を以下にまとめているので、依頼先を探す際にご活用ください。

探偵は調査のプロ！旦那の浮気の証拠を掴める可能性が高い

自分で調査をする場合、旦那に顔を知られているので調査が失敗しやすいです。
探偵は顔がバレていない上、数名のチームで調査を行うのが基本であり、調査が成功する可能性が高いです。

探偵業は知識と経験が重要と言われる職業です。
ノウハウを熟知していることも素人との大きな違いです。

合法に調査をしてくれる

自分で浮気調査を行う場合は知らない間に下表のような違法行為をしてしまうことが多いです。
探偵事務所はどのような調査が違法なのかを分かっているため、法律の範囲内で安全に浮気の証拠をつかむことができます。

裁判で不貞行為を立証できる証拠を入手できる

探偵事務所は浮気調査でどのような証拠を取れば、裁判で不貞行為を立証できるのかを知っています。
裁判で有効な証拠を入手できることも探偵事務所に浮気調査を依頼する大きなメリットです。

弁護士紹介に対応している探偵事務所が多い

ほとんどの探偵事務所は弁護士の紹介に対応しています。
浮気調査の結果から慰謝料請求や離婚裁判をしたい場合、弁護士を紹介してもらえることでスムーズに法的な手続きを進めることができます。

カウンセラーにアドバイスをもらえる

カウンセラーに夫婦問題のアドバイスをもらえるのも探偵事務所のメリットです。

夫婦カウンセラーの認定資格を持った相談員が在籍している探偵事務所もあります。
浮気が判明すると離婚か復縁かで悩むケースが多いですが、そのような時にアドバイスをもらえるのは心強いです。

旦那の浮気の証拠を入手した後はどうすればいい？

旦那の浮気の証拠をつかんだら、離婚や復縁など今後についての決断を迫られます。
どの判断がベストなのかは個々に様々ですが、一般的に選択されることが多い行動をご紹介します。

夫婦で話し合う

離婚か復縁かを判断する時、まずは旦那の態度や考えを知りたいという方は多いと思います。

自分の中で考えがまとまらない時は、しっかりと夫婦で話し合いましょう。

離婚する

どうしても旦那の浮気を許せない場合は、離婚を選択する人が多いです。
子供が小さくて今すぐ離婚しないほうがいいという場合、子供が成人してから離婚することを約束するなど、夫婦間契約を結ぶという離婚方法もあります。

また、お互いに時間をかけて離婚を考えたいなら、一旦は別居するのもいいでしょう。

財産分与は以下の3つの方法があり、慰謝料を含めて財産分与する方法もあります。

復縁する

復縁する場合、旦那の浮気を本当に許せるのかが大きなポイントになります。
円満な夫婦関係を再構築するためにはお互いの協力が必要不可欠。

2度と浮気をしない約束を交わし、旦那の謝罪を受け入れ、自分の中で旦那の浮気問題をしっかりと解決しましょう。

今後、もし旦那が再び浮気をした場合を想定すると、復縁する場合も夫婦間契約を結んでおくのは効果的です。
夫婦間契約はお互いに決めた条件を書面に残すのが一般的です。

慰謝料を請求する

慰謝料請求は、離婚と復縁のどちらの場合も可能です。
傾向としては離婚する場合のほうが慰謝料が高額になりやすいですが、これは本当にケースバイケースです。

慰謝料を支払う責任は不倫の当事者2人にあるため、復縁する場合に浮気相手だけに慰謝料を請求することも可能です。
婚姻関係を続ける場合に旦那から慰謝料を取っても夫婦の財産の間でお金が動くだけなので、一般的に復縁する際の慰謝料は浮気相手のみに請求します。

旦那の浮気の証拠をつかめない場合も慰謝料請求は可能

裁判での決着を見据えると、基本的に慰謝料請求は浮気の証拠があるほうが慰謝料を取れる可能性が高いです。
しかし、示談の場合は双方の合意で決まるため、決定的な浮気の証拠をつかめなくても慰謝料を取れるケースがあります。

浮気の慰謝料請求の流れ

慰謝料請求は下表の流れで進みます。
浮気の証拠をつかめなくても示談が成立すれば慰謝料を受け取ることができますが、一般的には裁判になることも想定して確固たる証拠をつかんでから慰謝料請求を行います。

弁護士に慰謝料請求を依頼すると、最初に浮気の情報や証拠を整理してくれるので、弁護士のアドバイスも参考にしながら判断するのがおすすめです。

旦那の浮気の証拠をつかめなくても慰謝料請求に成功した事例

浮気の証拠がなくても慰謝料請求に成功したケースがあります。
このケースでは、浮気の証拠は手紙や女性の写真など、不倫を立証するには弱い証拠しかありませんでした。

しかし、示談交渉を進める中で、旦那が嫁以外の女性と交際関係にあったことを認めました。
示談交渉の結果、旦那は200万円の慰謝料と協議離婚に応じることに了承しました。

引用元： デイライト法律事務所

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まとめ

旦那が浮気をしている可能性があっても、なかなか証拠をつかめないことは珍しくありません。
慰謝料請求と離婚はどちらも示談交渉が可能であり、示談は証拠がなくても相手が合意に了承すれば話し合いがまとまります。

しかし、裁判になることを想定すると決定的な証拠があるほうが安心です。
自分で浮気調査をしても証拠をつかめない場合、探偵事務所に相談することも検討してみてください。