有効な不倫の証拠

不倫の証拠はメールや写真など様々な内容がありますが、一体どのような証拠なら認められるのでしょうか。
慰謝料請求を考えている方にとっては非常に重要なポイントです。

今回は、有効な不倫の証拠について詳しくご紹介します。

目次

慰謝料請求で証拠能力が認められやすい不倫の証拠

法律では不倫は不貞行為と呼ばれ、民法第770条で認められている離婚事由の1つです。
不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の異性と自由な意思の元に肉体関係を持つことと規定されています。

そのため、裁判で証拠能力が認められやすい不倫の証拠は、肉体関係を推測できる内容が有効です。
基本的に証拠がたくさんあるほど不倫を立証しやすくなりますが、1つの証拠でも不貞行為が認められるケースもあります。

内容 有効性
メール 肉体関係を推測できるメール。
SNS 肉体関係を推測できるSNSのやり取り。
写真や動画 性行為の写真や動画、あるいはラブホテルに出入りしている写真や動画。
録音 不倫を自白した録音。
ラブホテルの領収書 ラブホテルの領収書からは肉体関係を推測できる。
不倫相手の妊娠が分かる資料や事実 診察記録などの資料、または妊娠の事実。
探偵事務所の調査報告書 最も有効な不倫の証拠。

メール

不倫の証拠として有効なメールは、肉体関係が推測できる内容です。
「セックス気持ちよかったね」というように肉体関係を自白するメールがあれば、証拠能力を認められる可能性が高いです。

メールはお互いの出来事をやり取りすることが多いため、メールをチェックすると不倫を認めるような発言をまとめて見つけられることもあります。

SNS

SNS

TwitterやFacebookなどのSNSも、肉体関係を推測できる内容が有効です。
メールと同様に肉体関係を自白するメッセージがあれば、証拠能力が認められる可能性が高いです。

写真や動画

不倫の証拠として写真や動画は代表的です。
セックスしている写真や動画は決定的な証拠となりますし、ホテルに出入りするところを捉えた写真や動画も肉体関係を推測できる証拠となります。

録音

録音も肉体関係を推測できる会話が有効です。
メールと同様に「この前のセックスよかった」や「またエッチしたい」など、肉体関係を自白する録音を揃えれば証拠能力が認められる可能性は高いです。

ラブホテルの領収書

ラブホテルの領収書

領収書や明細は不倫の証拠になることがあると言われていますが、肉体関係の証明に繋がる領収書や明細はほとんどありません。
一般的にラブホテルはセックスするために宿泊する施設と認知されているため、ラブホテルの領収書は証拠として認められる可能性があります。

ただし、不倫相手と一緒にラブホテルを利用したことを裏付ける必要はあります。
例えば、出張で宿泊先が見つからず、1人でラブホテルに宿泊するというケースもあるからです。

不倫相手の妊娠が分かる資料や事実

あなたのパートナーが不倫相手を妊娠させたことが分かる資料や事実があれば、それは不倫の証拠として有効です。
妊娠するためにはセックスしなければならないため、肉体関係の確固たる証拠となります。

探偵事務所の調査報告書

探偵事務所の調査報告書は、「写真・動画」や「録音」など様々な証拠を揃えて作成してもらうことができます。
これまでにご紹介してきた中でも、最も有効な不倫の証拠です。

ただし、探偵事務所によって調査報告書の精度には違いがあるため、実績や調査力の高い探偵事務所に依頼するのがおすすめです。
このページの後半で信頼性の高い探偵事務所をご紹介しているので、参考にしてみてください。

慰謝料請求で証拠能力が否定されやすい不倫の証拠

慰謝料請求で証拠能力が否定されやすい不倫の証拠

裁判で証拠能力を否定されやすい不倫の証拠は、肉体関係を推測できない証拠です。

いくつかの証拠を合わせて不貞行為を立証できる可能性があったり、肉体関係の事実は確認できないものの、不倫を自白させるのに有効な証拠もあります。

内容 有効性
違法に集めた証拠 基本的に違法収集した証拠は否定されやすい。
通話記録や通話履歴 直接、肉体関係に繋がる通話記録や通話履歴はない。
性交渉で使う道具 その道具を不倫相手と使ったことを証明するのは難しい。
カーナビの履歴 必ずしも不倫に結びつくとは限らない。ドライブレコーダーのほうが有効性は高い。
GPSの記録 不倫相手が一緒かどうかが分からない。
第三者の証言 他の証拠と合わせた時に有効なケースがある。
スケジュール 一般的に不倫が分かるようなスケジュールを残す人は少ない。
メモ 一般的に不倫が分かるようなメモを残す人は少ない。
メッセージカード 愛してると書いてあったとしても、不倫しているとは限らない。
領収書や明細 肉体関係を推測できる領収書はほとんどない。

違法に集めた証拠

刑事訴訟の場合、「違法収集証拠排除法則」により、違法に収集した証拠は認められません。
しかし、民事訴訟の場合は原則として証拠能力の制限がないため、違法収集した証拠でも認められる可能性があります。

不倫の慰謝料請求や離婚裁判は民事訴訟です。
基本的には違法収集した証拠は否定されるという認識が無難ですが、認められる可能性もあるというのは証拠を集めたい方にとって有利な情報です。

通話記録や通話履歴

通話記録や通話履歴

通話記録は電話会社が保存している通話履歴のことです。
端末で通話履歴を確認できない場合、契約している電話会社に通話記録を開示してもらうことができます。

通話記録・通話履歴は肉体関係の自白を確認できないため、これ1つでは証拠能力が認められない可能性が高いです。

ただし、肉体関係の証拠がなくても明らかに婚姻関係を破綻させる状況であったことを立証できれば慰謝料請求が認められることがあるので、そのような場合に証拠の1つとして有効になり得ます。

性交渉で使う道具

性交渉で使う道具は、その道具を不倫相手に使ったことを立証できれば有効です。
そのためにはDNA鑑定が必要です。

例えば、同棲している寝室に自分が使ったことがない道具があったというだけでは、不倫の証拠としては認められません。

カーナビの履歴

カーナビの履歴をチェックすると、ラブホテルなど肉体関係を推測できる情報を入手できることがあります。
しかし、不倫相手と一緒だったとは限らないため、カーナビの履歴だけでは不倫を立証するのは難しいです。

ドライブレコーダーの場合、車内に不倫相手が乗っているかどうかを確認することができます。
カーセックスや会話、ホテルへの出入りなど様々な証拠を映像として掴みやすいです。

GPSの記録

GPSもカーナビの履歴と同様に証拠能力が否定される可能性が高いです。
必ずしも不倫相手と一緒とは限らないからです。

証拠として有効というよりは、浮気調査で役に立ちます。

第三者の証言

第三者による証言は信憑性がポイントになるため、有効かどうかは本当にケースバイケースです。
パートナーがあなた以外の異性とデートしているのを複数回に渡って目撃したという証言があったとしても、肉体関係を推測できる証拠がなければ否定されます。

逆に探偵事務所の調査員が証言してくれる場合、証拠収集した本人による証言なので信憑性が高いです。

デート予定のスケジュール

デート予定のスケジュール

パートナーが不倫相手とデートするスケジュールを発見した場合、それは証拠能力が否定される可能性が高いです。
例えば、スケジュールに「不倫相手とセックスする日」と書いてあったとしても、本当にセックスしたかどうかは分かりません。

また、本人がそのスケジュールを記録したことを立証できるかどうかもポイントになります。

メモ

メモは不倫の証拠としては弱いです。
理由はスケジュールと同じで、本人が残したメモであることを証明する必要があるからです。

また、一般的には肉体関係を推測できるようなメモを残すことは稀であり、不倫の証拠に辿り着くための情報が見つかることのほうが多いでしょう。

メッセージカード

不倫相手が誕生日に贈ったメッセージカードなどは、証拠能力が否定される可能性が高いです。
例えば、「大好き」や「愛してる」と書いてあっても、肉体関係のない人でもこのようなセリフは使います。

領収書や明細

肉体関係を推測できる領収書や明細はほとんどなく、証拠として使えるのはラブホテルの領収書くらいです。

肉体関係の証拠がなくても高確率で浮気をしていることが分かっている状況がありますが、そのような場合にETCの明細やホテルの領収書などを不倫相手に結び付けることができれば証拠の1つになる可能性はあります。

不倫の証拠を集める3つの方法

不倫の証拠を集める3つの方法

不倫の証拠はどのようにして集めるのかも抑えておきたい情報です。
これから3つの方法をご紹介しますので、自身にあった証拠の集め方を検討してみてください。

自分で不倫の証拠を集める

自分で不倫の証拠を集めるのは、費用が安く済むのが最大のメリットです。
0円で不倫の証拠を掴める可能性もあります。

ただし、不正アクセス禁止法や不正指令電磁的記録供用罪など、知らない間に違法行為をしてしまうことが多いため、この点には注意が必要です。

その他、顔がバレていることから調査が失敗しやすく、そもそも仕事が忙しいと調査ができないのもデメリットです。

メリット ・費用がかからない、安く済む
デメリット ・違法行為をしやすい
・調査が失敗しやすい
・不倫の証拠を掴むのが難しい
・調査の時間がない

GPSレンタルサービスを活用する

イチロク

GPSは相手の位置情報を特定することができるため、尾行や張り込みで不倫の証拠を掴みたい時に便利です。
GPSを購入すると高額な費用がかかるので、もしGPSを利用するならレンタルサービスがおすすめです。

様々なGPSレンタルサービスがある中でも、イチロクは高性能GPSを低価格でレンタルできる魅力的なサービスです。

レンタルも返却も郵送で完結。
簡単に利用できるのも人気の秘訣です。

運営会社 株式会社ミッドリブ
お手軽GPSプラン 3日プラン:6,800円
7日プラン:9,800円
15日プラン:14,800円
Pro-GPS 3日プラン:14,800円
7日プラン:17,800円
15日プラン:22,800円
Pro-NEXT 3日プラン:18,800円
7日プラン:22,800円
15日プラン:28,800円
特徴 ・レンタルして使えるのでコスパがいい
・郵送で受取と返却ができる
・高性能のGPSを安くレンタルできる

スマホをチェックする

パートナーのスマホをチェックできれば、SMSやSNSなど様々なメールで不倫の証拠が見つかる可能性があります。

ただし、一般的にはスマホにパスコードを設定している人は多いため、パスコードを突破できるかどうかにかかっています。

浮気調査アプリを仕込む

パートナーのスマホに浮気調査アプリを仕込むことができれば、GPS機能でスマホの位置情報を監視することができます。
また、遠隔操作でカメラを起動する、あるいはメールを見るなどの機能が使える浮気調査アプリもあります。

弁護士に相談する

弁護士の業務に浮気調査は含まれていません。
しかし、弁護士は弁護士会照会を通して不倫相手の氏名や住所を調べることができるので、音信不通の不倫相手に慰謝料請求したい場合も頼りになります。

また、浮気の証拠を集める段階では、その証拠が裁判で有効かどうかを判断できるのも弁護士の大きなメリットです。

メリット ・不倫の証拠が有効かどうかを判断してくれる
・弁護士会照会で不倫相手の氏名や住所を調べてくれる
デメリット ・氏名や住所を調べる以外に浮気調査はしてくれない

探偵事務所・興信所に依頼する

探偵事務所は調査のプロです。
不倫の証拠を集めることに対して、探偵事務所ほど最適な依頼先はありません。

夫婦カウンセラーや弁護士など連携している専門家を紹介してもらえるのも魅力です。

ただし、他の方法に比べて費用が高くなるのがデメリットです。
基本的に調査時間を短縮すれば費用を抑えられるので、自分で浮気調査を進めて情報を揃えておき、最後の決め手として確固たる証拠を掴みたいタイミングで依頼するのがおすすめです。

また、数社で見積比較を行うのも費用を安くする効果的な方法です。

メリット ・調査のプロ
・合法に不倫の証拠を集めてくれる
・証拠として有効な調査報告書を入手できる
・調査後に弁護士を紹介してくれる探偵事務所は多い
・夫婦カウンセラーなど相談力の高さも魅力
デメリット ・他の方法に比べて費用が高い

不倫の証拠を集めるのにおすすめ!大手探偵事務所・興信所5選

不倫の証拠を集めるのにおすすめ!大手探偵事務所・興信所5選

探偵事務所に不倫の証拠を頼みたい方に向けて、安全かつ信頼性の高い相談先を5社ご紹介します。
いずれも相談と見積りは完全無料なので、見積比較をしたい方も検討してみてはいかがでしょうか。

ラビット探偵社

ラビット探偵社

ラビット探偵社は全国に14拠点を展開する大手探偵事務所です。

2011年に設立された探偵事務所で、累計の相談件数は10万件以上。
浮気調査だけでも年間1万6,000件以上あります。

浮気調査の料金は1時間あたり7,700円。
パックプランは個別に調査計画をプランニングしてもらうことも可能です。

業界トップクラスの実績を誇る探偵事務所なので、候補の1つとして抑えておいてください。

拠点数 全国14拠点
本社 【東京都公安委員会・探偵業届出証明書番号】第30150236号
【住所】東京都港区芝1-15-14 オフィスニューガイアNo.16 3階
三田駅から徒歩6分
浮気調査の料金 1時間定額プラン:7,700円~
パックプラン:相談でご提案
特別プラン:相談でご提案(期間限定)
特徴 ・2011年の設立以来、累計10万件以上の相談実績がある
・浮気調査の相談は年間1万6,000件以上
・業界内でもトップクラスの実績から信頼性が非常に高い

AKI探偵事務所

AKI探偵事務所

AKI探偵事務所は長期調査を行いたい方におすすめです。
長時間になるほど1時間あたりの料金が割安となるため、長期調査が必要な時にコスパのいい依頼が可能です。

探偵事務所によっては経費が別途発生しますが、AKI探偵事務所はパックプランに交通費や人件費などの諸経費が含まれています。
そのため、他社と総額を比較した場合、AKI探偵事務所のほうが料金が安くなる可能性があります。

拠点数 全国1拠点
本社 【東京都公安委員会・探偵業届出証明書番号】第30170172号
【住所】東京都立川市錦町1-4-20 TSCビル5F
立川南駅から徒歩7分
浮気調査の料金 3時間パック:10万8,900円
15時間パック:49万5,000円
25時間パック:77万円
60時間パック:165万円
120時間パック:290万4,000円
特徴 ・長時間パックになるほど1時間あたりの料金が割安
・パック料金には人件費等の諸経費が含まれている
・相談と見積りは無料、出張面談も無料で対応してくれる

安心探偵.COM

安心探偵.COM

安心探偵.COMは探偵事務所を紹介してくれるサービスです。

全国には5,000社以上の探偵事務所がありますが、その中から依頼先を見つけるのは大変です。
安心探偵.COMなら最適な依頼先を選んで紹介してくれるので、なかなか依頼先が決まらない方におすすめです。

調査料が最大20%OFFになるのも安心探偵.COMの魅力です。
探偵事務所の調査料は高くなることが多いため、20%でも数万は安くなります。

対応エリア 全国
運営会社 株式会社あどまる
住所 東京都渋谷区代々木4丁目30-5 フェニックス西参道タワー
探偵事務所と提携するための審査基準 ・探偵業届出証明書を取得
・見積りの説明が丁寧
・調査実績500件以上
・15名以上の調査員が在籍
特徴 ・無料で優秀な探偵事務所を紹介してもらえる
・安心探偵.com経由で依頼すると調査料が最大20%OFF
・紹介してもらった探偵事務所とトラブルが起こった時のために弁護士特約がある

あい探偵事務所

あい探偵

あい探偵事務所は全国に拠点を構える大手探偵事務所です。
ほとんどの探偵事務所は東京や大阪などの都会に拠点があるため、地方で不倫の証拠を探したい時にあい探偵事務所は選びやすいです。

また、浮気調査の料金が1時間2,500円と安いのも魅力です。
業界最安の料金設定なので、少しでも安く依頼したい方は抑えておきましょう。

拠点数 全国49拠点
本社 【東京都公安委員会・探偵業届出証明書番号】第30130200号
【住所】東京都港区南青山2-2-8
青山一丁目駅から徒歩3分
浮気調査の料金 基本料金:2,500円~
完全成功報酬制:相談でご提案
特徴 ・全国各地に拠点を構える大手探偵事務所
・1時間あたりの調査料金は業界最安水準
・結果が出なければ調査料は無料

東京探偵社ALG

東京探偵社ALG

東京探偵社ALGは関東に4拠点を構える探偵事務所です。

15年以上の経験があるベテラン調査員を採用しているので、調査力は非常に高いです。
しっかりと不倫の証拠を揃えてくれます。

浮気調査の料金は1時間6,600円。
1時間あたりの料金は1万円~2万円が相場なので、相場よりも安く依頼できるのも魅力です。

拠点数 全国4拠点
本社 【東京都公安委員会・探偵業届出証明書番号】第30130348号
【住所】東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー28F
西新宿駅から徒歩7分
浮気調査の料金 1時間:6,600円~
特徴 ・15年以上のベテラン調査員を採用
・弁護士法人企業のグループとして営業
・LINEで相談可能、LINEで報告書を閲覧可能

不倫の証拠を掴むことで得られる5つのメリット

不倫の証拠を掴むことで得られる5つのメリット

不倫された側にとって、不倫の証拠は強力な武器となります。
離婚や復縁など様々な展開がありますが、どのような状況においても不倫の証拠があると有利な立場になりやすいです。

不倫の証拠を掴むことで得られる5つのメリットを見ていきましょう。

夫婦での話し合いがスムーズに進みやすい

一般的に不倫は夫婦の話し合いで解決することが多いですが、相手が浮気を認めないことも少なくありません。

また、不倫をしているかもしれないという憶測だけで問い詰めると、本当に浮気をしていなかった場合は無駄に関係を悪化させるという最悪の結果になることもあります。

不倫の証拠があると、浮気の事実を前提に話を進めることができます。

裁判で離婚が認められる

冒頭でもご紹介しましたが、不倫は民法第770条で認められている離婚事由の1つです。
離婚裁判を行う場合、離婚事由に該当しない場合は離婚が認められませんが、不倫の証拠があると不貞行為を立証できることから離婚が認められます。

民法・第770条(裁判上の離婚)
1 配偶者に不貞な行為があったとき。
2 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
3 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
4 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
5 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

引用元:民法 | e-Gov法令検索

相手からの離婚請求を拒否できる

婚姻関係を破綻させる原因を作った配偶者を有責配偶者と言います。
不倫の場合、浮気をした配偶者が有責配偶者となりますが、有責配偶者からの離婚請求は原則として認められません。

離婚を拒否できるのも1つのメリットです。

慰謝料を請求できる

慰謝料請求は100万円~300万円が相場と言われており、高額な金額を獲得できる可能性があります。
仕返しをしたいという感情だけではなく、高額な慰謝料を手に入れたいから慰謝料請求を検討する方も多いです。

慰謝料を考慮した財産分与ができる

有責配偶者であっても財産分与は2分の1で獲得できる権利があります。
しかし、不倫を理由に離婚する場合、慰謝料的財産分与という慰謝料を含めた財産分与を行うことも可能です。

慰謝料請求と財産分与を分けるほうがいいかどうかはケースバイケースなので、状況を説明しながら弁護士にアドバイスをもらうのがおすすめです。

精算的財産分与 最もスタンダードな財産分与。夫婦で協力して築いた財産を公平に分配するのが一般的。
扶養的財産分与 一方が経済的に自立するのが難しい場合、子供が成人するまで定期的に金銭を支払う形で財産を分ける方法。
慰謝料的財産分与 慰謝料の金額に相当する財産を考慮しながら財産を分ける方法。

不倫の慰謝料請求に関する基礎知識

不倫の慰謝料請求に関する基礎知識

不倫の証拠を集める目的が慰謝料請求の方は多いと思います。
そのような方に向けて、慰謝料請求の基礎知識をご紹介します。

未婚の恋人同士の浮気は慰謝料請求できない

未婚の恋人同士で片方が浮気をした場合、パートナーや浮気相手に慰謝料請求はできません。

不貞行為は既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことなので、独身の場合はこの規定に該当しないことから慰謝料請求が認められる可能性は極めて低いです。

例外となるのは内縁関係くらいです。
婚姻届を出さずに夫婦関係を築くことを内縁関係と言いますが、内縁関係を証明できれば慰謝料請求が認められる可能性はあります。

不倫の証拠がなくても慰謝料請求は可能

不倫の証拠がなくても慰謝料を請求することは可能です。
ただし、示談で相手が浮気を認めない場合は裁判で決着を付ける必要があり、その場合に証拠がなければ不貞行為を立証できないので慰謝料が認められません。

相手の氏名や住所が分からなければ慰謝料を請求できない

不倫相手に慰謝料請求したい時、相手の名前や住所が分からなければ慰謝料を請求できません。
理由は単純に請求する相手が不明だからです。

弁護士の通知書や裁判所の訴訟書類などを郵送できないのも理由です。

電話番号や車のナンバーが分かる場合
もし、電話番号や車のナンバーが分かっている場合、弁護士会照会で相手の名前や氏名を調べてもらうことができます。
氏名や住所に繋がる情報があれば、弁護士に相談してみるのがいいでしょう。

不倫の証拠を取れていないのであれば、探偵事務所に調査を依頼するのがおすすめです。
探偵事務所の調査は不倫相手の住所や職場も特定してくれるので、不倫の証拠と合わせて不倫相手の氏名や住所もしっかりと抑えることができます。

氏名 慰謝料請求の訴訟を起こす場合、個人を特定する必要がある。氏名が分からないと個人を特定できないため、慰謝料請求の訴訟を起こせない。
住所 住所が分からない場合、慰謝料請求の通知書を送付できない。また、裁判所からの訴訟書類も送付できない。
勤務先 住所が分からなくても、勤務先が分かれば住所を聞くことができる。

不倫の慰謝料請求の流れ

不倫の慰謝料請求は示談交渉で解決を図りますが、交渉が決裂した場合は民事調停を申し立てる、あるいは民事裁判を提起する流れとなります。

そのため、基本的には裁判で決着を付けることを想定して、不倫の証拠が揃ったタイミングで弁護士に慰謝料請求の依頼をするのがおすすめです。

不倫を疑い始める 日頃の行動などから不倫を疑い始める。
不倫の証拠を集める 弁護士ができる浮気調査は限られているため、自分で証拠を揃えたり、探偵事務所に任せる必要がある。
弁護士に依頼する 弁護士の浮気調査は弁護士会照会の範囲のみ。相手の氏名や住所を調べることは可能。
証拠の有効性を分析しながら手続きが開始される。
示談交渉を開始する 相手に慰謝料請求の通知書を発送し、示談交渉が開始される。交渉が成立すれば、慰謝料の支払いを受ける。
民事調停を申し立てる 示談交渉が決裂したら、民事調停を申し立てて、調停委員を仲介に挟みながら話し合いで解決を図る。合意に至れば慰謝料の支払いを受ける。
民事裁判を提起する 示談交渉あるいは民事調停で解決できなかった場合、民事裁判を提起する。慰謝料請求が認められる判決が下されれば、慰謝料の支払いを受ける。

慰謝料が増減する主な要因

慰謝料は一律の金額が決まっておらず、過去の判例を参考に様々な要因が考慮されて決まります。
離婚に至る場合は金額が高くなる傾向があり、相場は100万円~300万円です。

もし、不倫を理由に離婚するなら金銭的なメリットが非常に大きいため、慰謝料請求を検討するほうがいいでしょう。

婚姻期間 婚姻期間が長い場合、不倫をされた配偶者が人生を再スタートするのが難しいため、慰謝料は増額されやすい。
不倫期間 不倫期間が長いほど慰謝料は増額されやすい。
不倫前の婚姻生活 不倫前の婚姻生活がすでに破綻していた場合、慰謝料は減額されやすい。
不倫の否定 不倫をした配偶者が浮気を否定した場合、反省が見えないことから慰謝料は増額されやすい。
不倫による浮気相手の妊娠 不倫によって浮気相手が妊娠した場合、慰謝料は増額されやすい。
不倫の反省や謝罪 不倫の当事者に反省や謝罪がある場合、慰謝料は減額されやすい。

不倫の慰謝料請求には時効がある

不倫の慰謝料請求には2つの時効があります。
自分が配偶者の不倫を知った日から3年間、あるいは配偶者が不倫を始めた日から20年間です。

時効を迎えると慰謝料は認められないため、時効までに慰謝料請求しましょう。

まとめ

不倫の証拠はどのような内容でも認められるわけではなく、肉体関係を推測できるかどうかがポイントです。
自分で浮気調査をすれば費用を安く済ませられるメリットがありますが、有効な証拠を揃えるのが難しいことも多いです。

そのような時は探偵事務所に相談することも検討してみてください。