夫婦喧嘩の原因ランキングTOP10！仲直りするコツや喧嘩中のNG行動もご紹介

• 「夫婦喧嘩が多くて疲れる…」
• 「こんなことで夫婦喧嘩をしているのはうちだけなの？」

ふとこのような疑問を持ったことはありませんか？

仲が良いほど喧嘩すると言いますが、実際の夫婦喧嘩は精神的にも体力的にも消耗が激しく、「喧嘩を減らしたい…」と思っている方もいますよね。
喧嘩の火種は、夫婦によってそれぞれ違いますが、ほかの夫婦はどのような原因で喧嘩しているのか気になるもの。

そこで今回は、夫婦喧嘩の原因をランキング形式でご紹介します。
仲直りをするコツや夫婦喧嘩中のNG行動についても解説しますので、夫婦喧嘩でお悩みの方は参考にしてみてください。

夫婦喧嘩のアンケート調査

ゲンナイ製薬株式会社の「どのくらいの頻度で夫婦げんかしますか？」という調査によると、女性は月2～3回、男性は月１回が一番多いとわかりました。

引用元:ゲンナイ製薬株式会社

今回の調査は既婚女性2172人、既婚男性85人を対象としており、女性側の意見が強く反映されています。

月に数回程度の夫婦喧嘩であれば、「うちは喧嘩が多すぎるのでは？」と心配する必要はなさそうです。

喧嘩しない夫婦は「夫15％」「妻20％」

喧嘩をする夫婦が80%もいる一方、喧嘩をしない夫婦も「夫15％」「妻20％」いることがわかりました。

全体的に見れば、喧嘩をしない夫婦の割合は2割と少なく、特に妻側の割合が高くなっています。

喧嘩する頻度は月2回から月3回が最も多い26.45%

次に、夫婦喧嘩をする頻度について見てみると、月2～3回が最も多いことがわかります。
さらに興味深いのは、妻側が月2～3回が最も多いと回答しているのに対して、夫側が月1回と回答していること。

夫よりも妻のほうが夫婦喧嘩が多いと感じていることになります。

夫婦喧嘩の原因ランキングTOP10！

次に、ゲンナイ製薬株式会社の調査を元に、夫婦喧嘩の原因ランキングTOP10をご紹介します。

引用元:ゲンナイ製薬株式会社

夫婦喧嘩の原因はどのようなことが多いのか？
一つずつチェックしていきましょう。

1位.家事の分担・やり方

夫婦喧嘩の原因ランキング1位は、家事の分担・やり方。
昔は夫が仕事、妻は家事という役割を担っていましたが、今は共働きが多く、女性も仕事をする人が増えているため、女性だけが家事を担う時代ではありません。

しかし、実際にはまだまだ女性のほうが家事の負担が大きいケースが多いため、家事の分担ややり方について、女性側の負担が大きすぎると、やはり喧嘩の原因になりやすいです。

2位.伝えてある内容を忘れる

夫婦喧嘩の原因ランキング2位は、伝えてある内容を忘れること。
「言った」「言わない」で揉めるケースは、夫婦喧嘩に限らず、どこでもよくあります。

相手が忘れっぽい性格の場合は、一度の口約束で安心せず、「この前の話なんだけど、今後の休日、行けそう？」と何度も念押しするように工夫することも重要になるでしょう。

3位.連絡がない、連絡が遅い

夫婦喧嘩の原因ランキング3位は、連絡がない、連絡が遅いこと。
例えば、夕食の準備をしている側にとって、相手の帰宅時間は気になるものです。

せっかく夕食を作って待っていても、連絡がなく「外で食べて来た」「飲み会で済ませた」などと言われてしまうと、がっかりしてしまいます。

家で帰りを待っている側からすると、やはり帰宅時間について連絡が欲しいと思っている人は多いので、連絡がないと喧嘩に発展してしまうケースも少なくありません。

4位.金銭感覚

夫婦喧嘩の原因ランキング4位は、金銭感覚。
結婚をすると家族のために節約志向になる人もいますが、一方で結婚してからも独身感覚が抜けず、自分の趣味にお金をかけたり、浪費が止められない人もいます。

5位.予定を決める時に人任せ

夫婦喧嘩の原因ランキング5位は、予定を決める時に人任せになること。
例えば、結婚式や家族旅行など、さまざまな手配が必要になるイベントで、相手からすべての決定を任されてしまうと、不安な気持ちになってしまう人も少なくありません。

「自分がすべてを仕切りたい！」というタイプなら良いですが、二人で相談して決めたいと考えている人にとっては、大きな不満となってしまう場合もあります。

6位.時間にルーズ

夫婦喧嘩の原因ランキング6位は、時間にルーズなこと。
時間にいい加減だと、仕事をクビにされやすく、転職ばかりしていた結果、生活が不安定になるというケースも見られます。

また、時間にしっかりしている人にとって、時間にルーズな人との生活は、一緒にいるだけでストレスを感じやすいので、喧嘩が多くなる可能性が高いです。

7位.親戚付き合い

夫婦喧嘩の原因ランキング7位は、親戚付き合い。
夫側の回答がたったの2.3%である一方、妻側が6.3%と2倍以上で、妻側の不満が大きいのが特徴です。

それだけ結婚をすると、妻側は夫の義両親との関係に悩んでいる人が多いということ。
夫が妻側のこうしたストレスや不満に気づくことができないと、やはり夫婦喧嘩になる場合が多くなります。

8位.帰宅が遅い

夫婦喧嘩の原因ランキング8位は、帰宅が遅いこと。
帰宅の遅さは、男女によって大きな回答の差がなく、どちらも不満をためやすい原因となっています。

9位.食事のメニューや味付け

夫婦喧嘩の原因ランキング9位は、食事のメニューや味付けです。
どちらかというと、食への不満は男性の方が持ちやすい傾向。

例えば、女性は美容や健康を考え、ヘルシーな料理を好む場合がありますが、1日中仕事をしてお腹を減らしている男性には、ヘルシーな料理では満足できない場合もあります。
こうした作る側と食べる側の好みの違いが大きいと、食事に対する不満が大きくなり、夫婦喧嘩へと発展していく可能性があるので注意が必要です。

10位.友人付き合いを優先する

夫婦喧嘩の原因ランキング10位は、友人付き合いを優先すること。

また、本当だったら夫婦二人だけで出かけたかったのに、相手が友人を招いてしまい、二人で過ごせなかったという場合も、喧嘩の原因になりやすいです。

その他

今回、夫婦喧嘩の原因ランキングTOP10には入りませんでしたが、夫婦喧嘩ではよくある原因として以下も挙げられます。

夫婦喧嘩の原因はさまざまなので、お互いに意見が食い違っても、根気よく話し合いを行い、仲直りすることが重要になります。
大人になるとなかなか悪い癖を改善するのは難しくなりますが、「直そう」と努力することが重要です。

喧嘩の仕方は顔を合わせて直接対決が多い！

次に、夫婦喧嘩の仕方に関する調査を見てみると、男女共に70%以上が「顔を会わせて直接対決」と回答していることがわかります。

引用元:ゲンナイ製薬株式会社

電話やLINEなど間接的な方法で夫婦喧嘩をしているケースはほとんどいませんでした。
特に、男性は電話やLINEなど間接的な方法に関して0%となっており、夫婦喧嘩をする場合、直接話し合うことを望む傾向があるようです。

夫婦喧嘩の仲直りはどちらから？

夫婦喧嘩をしたときに「どらから仲直りをすることが多いですか？」という調査では、「自分」と回答した夫が43.5%で最も多いことがわかります。

「相手」と回答した女性も29.9%と多く、仲直りのきっかけはどちらかというと「男性」から切り出すことが多いようです。

引用元:ゲンナイ製薬株式会社

また、仲直りのきっかけは、「どちらかが謝る」が一番多く、次に「謝罪はなく自然と通常に戻る」と回答した人が多くなっています。

夫婦喧嘩は仲直りが大切！仲直りする5つのコツ

夫婦喧嘩をしても円満な関係を築くためには、早く仲直りをすることが重要です。
喧嘩をした後はどのようにお互いに歩み寄ったら良いのか？

仲直りのコツを5つご紹介します。

夫婦喧嘩はくだらない理由が多い！まずは冷静になろう

実は、夫婦喧嘩の原因はくだらない理由が多いので、一度冷静になることが重要です。
冷静になって考えてみれば、「なんであんなことで喧嘩したんだろう？」とバカバカしく思える場合もあります。

そのため、まずは自分の怒りを鎮めて自分の気持ちを整理すると、仲直りに対して前向きになれるでしょう。

意地をはらずに自分から謝るほうが仲直りは早い

夫婦喧嘩をしても、自分から歩み寄ろうとする気持ちを持つと、それだけ仲直りもしやすくなります。
いつまでも「絶対に許すもんか」と意地を張っていると、相手も意地になりやすく、仲直りに時間がかかってしまうケースが少なくありません。

特に、プライドが高い人は、自分から折れることを嫌い、なかなか謝りたがらないので、相手の性格も考えて、時にはあなたから折れた方が良い場合もあります。
ただし、いくら相手が折れないタイプでも、あなたが絶対に許せないことで喧嘩をしている場合は、あなたが気を遣って折れる必要はありません。

仲直りは時間をかけないほうがいい

夫婦喧嘩をした場合、仲直りに時間をかけるべきではありません。
夫婦喧嘩はお互いに毎日顔を会わせないといけないので、仲直りに時間がかかると、それだけ家でも気まずい雰囲気になりやすいからです。

また、時間が経てば経つほど、謝るきっかけを逃してしまい、「どのタイミングで謝ろう？」と悩んでしまいます。
早めに二人の問題を解決したほうが家での雰囲気も良くなりますので、早めに仲直りを提案してみましょう。

相手を許す大らかな心を持とう

仲直りをする上で重要なポイントになるには、相手を許そうとする大らかな心を持つことです。

相手が謝罪しているのに、「それでは足りない」と相手の謝罪を受け入れず、何度も執拗に相手を責めたり、謝罪を要求するのは良くありません。
相手が謝りやすい雰囲気を作ることも、仲直りしやすくなるコツになります。

相手の非ばかりではなく、自分の言動も客観的に見つめ直そう

夫婦喧嘩の原因は、常に相手にあるとは限りません。
もしかしたら自分の言動にも非がある場合があります。

そのため、夫婦喧嘩で一瞬頭にきたとしても、もう一度冷静に喧嘩の原因を見つめ直してみましょう。

夫婦喧嘩でやってはいけないこと

どんなに腹が立ったとしても、夫婦喧嘩では絶対にやってはいけないNG行動もあります。
どのようなことをすると、夫婦関係を修復しにくくなってしまうのか？

事前に注意点を確認しておきましょう。

暴力を振るう

夫婦喧嘩でやってはいけないこととして、一番注意をしたいのは暴力を振るうことです。
特に女性は男性に比べて腕力がないので、男性に暴力を振るわれたら勝ち目がありません。

また、相手に危害を加えて傷つけることは、いくら夫婦であっても、どんな理由があっても許されることではなく、傷害罪に問われる可能性があるので絶対に避けるべきです。

心が傷つく言葉を使わない

夫婦喧嘩で感情的にカッとなっても、相手の心が深く傷つくような言葉を使うのはやめましょう。
例えば、リストラされた夫に対して「役立たず」とか、専業主婦の妻に対して「誰のおかげで飯が食えてんだ！」などと心無い言葉を浴びせるのは厳禁です。

離婚に繋がるようなことを言わない

夫婦喧嘩をしたときに、相手にどうしても謝らせたいからと「離婚」をチラつかせるようなこともやめましょう。
「好き」という気持ちについて、夫婦間で温度差がある場合、どうしても喧嘩をすると「好きという気持ちが大きい方（惚れている方）」の立場が弱くなりがち。

相手が自分に惚れているという弱みを握っているので、惚れられている方が「条件を飲まないなら離婚する」と強気な提案をするケースが少なくありません。
このように離婚をチラつかせて自分の思い通りにしようとすると、いつか相手の心が離れていく可能性もあります。

物に当たらない

夫婦喧嘩で自分の意見が通らないからと物に当たることも良くありません。
物に当たると一瞬心がスッキリするかもしれませんが、破損した物を片づけるのは面倒ですし、相手があなたに対して恐怖心を抱く可能性があるので絶対にやめましょう。

また、壁やドアを殴って破損した場合、賃貸なら原状回復を請求されますし、持家なら売却の際に「家相が悪い」と敬遠され、リフォーム代が無駄になる恐れもあります。

お互い無視するなど、相手を避けるような生活を送らない

夫婦喧嘩で「絶対に許してやらない！」という気持ちがあると、お互いに無視をしたり、避けたりして長期戦になることがあります。

しかし、ただ無視をして問題を放置しているだけでは、夫婦喧嘩の根本的な原因は解決しません。
無視をするのは時間の無駄になってしまうので、お互いに問題に向き合う時間を確保しましょう。

家出をしない

夫婦喧嘩で嫌なことがあると、家出をする人もいますが、家出も夫婦喧嘩の原因から目を背けているだけなので、根本的な解決方法にはなりません。

夫婦喧嘩をしても円満に過ごせている夫婦はたくさんいる！

最後に「喧嘩はするけれど、この人がパートナーでよかったと思いますか？」という調査で、「思う」を選択した人が、男女共に90%を超えていることがわかりました。

引用元:ゲンナイ製薬株式会社

このことから、夫婦喧嘩はただ仲が悪くて言い争っているのではなく、お互い気持ち良く暮らしていくために、時に喧嘩が必要になることが考えられます。

夫婦喧嘩は、「本音」を言い合える仲とも言えるので、決して悪いことばかりではありません。
夫婦喧嘩の原因を、今後の生活の課題として生かしていくことができれば、より良い家庭を築くことができます。

まとめ

夫婦喧嘩の原因ランキングで、1位になったのは「家事の分担」でした。
家事の分担は女性の負担が大きく、特に女性側の不満が大きくなっています。

ただし、夫婦喧嘩をしても、お互いに対して「この人がパートナーで良かった」と思っている割合は男女共に9割を超えており、仲が悪くて衝突しているわけではないこともわかりました。

夫婦喧嘩が多くても、「本音で言い合える関係」だと前向きに捉えるのも一つの手段です。
どうしても夫婦喧嘩をしてしまったときは、できるだけお互いに歩み寄り、早く仲直りしましょう。

時間が経ってしまうほど、仲直りのきっかけをつかみにくくなってしまうので、仲直りをしたいときには、自分が傷つけられた立場だとしても「相手を許す気持ち」を持つことが重要です。